[Warhammer Community] 新たなるWarhammer 40,000: 予備戦力

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GW公式ブログを翻訳。 今回の内容は先日発表された40k8版から、新しい予備戦力システムについての紹介です。


Posted 17/05/2017

新たなるWarhammer 40,000: 予備戦力

今日は、新しいウォーハンマー40,000においてもユニットを予備戦力として残しておくことが非常に重要な戦術的意味を持つというお話をしよう。

しかしそのシステムにはいくつか根本的な変更を加えている。まず最初に、予備戦力となることができる権利は一部のユニットのみに与えられるようになった。よってアーミーの大部分のユニットはゲーム開始時に通常通り戦場に配置しておかねばならなくなるだろう。それゆえそれらのユニットは1ターン目から戦況に貢献できる反面、敵の攻撃にもさらされることとなる。指揮官たる君は序盤の動きを更に練る必要がありそうだ。

しかしゲーム途中で戦場に馳せ参じることのできるオプションを有したユニットもかなりの数に及び、それらのユニットはそれぞれ神秘的ないし技術的な独自の手段を用いて戦場へと到着する。もはや「縦深攻撃」や「奇襲攻撃」と言った共通ルールこそ存在しないものの、それらと同様の一般的な効果を持つ数多くのアビリティが登場する。なので次の版でもターミネイターのようなユニットは戦場にテレポートを行い、ジーンスティーラー・カルトのユニットは奇襲を、そしてオルクのコマンドは狡猾な手段で的に忍び寄ることができるのだ。

特殊な配置を行うユニットの例として、地中から敵軍へと襲い掛かるトライゴンのスペシャルルールを見てみよう。

地中よりの強襲:初期配置中、トライゴンを配置するタイミングで、プレイヤーはこのユニットを戦場に配置する代わりに地中に配置することができ、さらにこのとき同時に、さらにもう1個の<集合艦隊>トループユニットをこのトライゴンのトンネルに配置することができる。好きな自軍側移動フェイズ終了時、このトライゴンをあらゆる敵兵から9mv以上離れた好きな場所に配置することができる。このトライゴンのトンネルに他のユニットが配置されている場合、同時にそのユニットもこのトライゴンから3mv以内、かつあらゆる敵兵から9mv以上離れた好きな地点に配置すること。この手順で配置できなかったユニットは全滅したものとみなされる。

このアビリティが非常に強力なものだというのはお分かりいただけるだろう。トライゴンを敵軍のど真ん中に送りこめるだけでなく、そこにはティラニッドのユニットがもう1個付いてくるのだ。さらに彼らはそのターンに突撃を行うことだってできる! 敵から9mv離れてこそいるものの(同様のアビリティを持つユニットはおおむね9mvの距離制限を持つ)2d6の突撃ロールからすればほぼ平均値に近いと言えるだろう(もちろん司令リロールだって使えるよ……)

マッチプレイにおいてはこうした配置方法にさらなる制限が加わる。想像できる通り、1つのアーミーで複数のユニットがこうした能力を持つ場合、ゲーム序盤でも動きがあまりにも強力なものになってしまうからだ。マッチプレイでは「戦術的予備戦力」という特殊なミッションルールを使用する。

戦術的予備戦力

通常通り戦場に配置される代わりに、テレポート装置、降下強襲、あるいは後方で温存されるなどして、ゲーム途中に増援として戦場に到着する能力を持つ。マッチプレイ・ゲームにおいてアーミーの初期配置を行う場合、自軍アーミー内のユニットのうち少なくとも半数は戦場に初期配置されなければならない(たとえ戦場以外に配置可能なアビリティを全てのユニットが持っていたとしても)。さらにマッチプレイ・ゲームにおいては、第3バトルラウンド終了時までに戦場に到着しなかったユニットは全て全滅したものとして扱われる。

このルールにより競技的ゲームで極端な予備戦力の使い方が行われるケースは制限されるはずだ。デスウィング・ターミネイターのみで構成されたアーミーであっても、マッチプレイにおいては彼ら全てがテレポートで戦場に到着するということはできないのである(もちろん例えばナラティヴゲームなら、渾沌の城塞にデスウィング全軍がテレポートするというのも可能だし、最高に盛り上がること間違いなしだ)。

明日は新たなるウォーハンマー40,000でビークルが果たす役割を見ていこう。


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