ホルス・ヘレシーの諸兵団 ダークエンジェルは何でも一番

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ウォーハンマー・コミュニティの『ウォーハンマー:ホルス・ヘレシー』特集から今回は、第一兵団ダークエンジェルの紹介です。


Legions of the Horus Heresy – Do Everything Amazingly With the Dark Angels

君は何をやらせても一番かい? なすべきことを実行に移す覚悟はある? たとえそれがちょっとばかり極端な手段だったとしても? 僕たちが「皇帝陛下の戦士たち」トレカを集めるみたいに君は秘密を集めてる?

これから何週間かにわたって、我々はそれぞれの戦闘者兵団を順番に見ていくつもりだ。そして君はなぜその兵団が君の忠誠を捧げるにふさわしいものなのかを知ることとなるだろう。我々は、もちろん公平で公正な立場でこの企画を進めていくつもりだ。というわけで最初に紹介するのは当然ダークエンジェルとなる。なにしろ彼らは最初の、そして最高の兵団だからね。

兵団

あらゆるスペースマリーンが〈死の天使〉として知られるようになった大元の理由がダークエンジェルにあることを知っているかな? 彼らは皇帝に付き従って戦った初期の戦いにおいて眼を見張るほどの大勝利を収めた(と、少なくとも言われてはいる)ため、この第一兵団はほとんど神聖視され、それ以来この異名が一般化したというわけだ。

簡単に言えば、彼らはあらゆる分野に通じた万能型だ。初期の兵団が多様な文化から構成されていたこともあり、ダークエンジェルは射撃にも近接戦闘にも、そして徒歩にもジェットバイクの騎乗にも等しく秀でており、さらには兵団創設期より多くの古代技術兵器を有していた。その中にはあまりお上品でないものも含まれている。*

ルール

彼らが有するこうした柔軟性は、『ウォーハンマー:ホルス・ヘレシー』の新版にも反映されている。ダークエンジェルの指揮官は自軍のユニットの副種別として、6個の六芒翼(ヘキサグラマトン・ウィング)、すなわち嵐翼(ストームウィング)、死翼(デスウィング)、鴉翼(レイヴンウィング)、恐翼(ドレッドウィング)、鉄翼(アイアンウィング)、火翼(ファイアウィング)のうちいずれかを指定することができるのだ。

こうした副種別と、それらの設定を反映したルールの数々は、来たる大型ボックスセットとともに発売される書籍『Loyalist Legiones』に収録されている。ストームウィングの戦列歩兵はつつましいボルターを恐るべき戦いの祭具に変え、アイアンウィングは大規模な戦車戦を得意としている。こうした設定がホルス・ヘレシー新版のルールとしてどのように再現されているかを見てみよう。

ストームウィング・ユニット副種別
このヘキサグラマトン・ユニット副種別の効果を受けているユニット内のすべての兵はボルター、コンビボルター、ボルトピストルによる射撃攻撃(リアクション中に行なわれるものも含む)のヒットロール結果に+1の修正を受ける。
アイアンウィング・ユニット副種別
このヘキサグラマトン・ユニット副種別の効果を受けているユニット内のすべての兵は、ユニット種別がビークルである敵兵に対する攻撃のヒットロールの出目1をリロールできる。さらに、このユニット副種別を持ち、なおかつビークル・ユニット種別を持つ兵は、あらゆるスナップショットを【射撃技能】1ではなく【射撃技能】2で行なえる。

だったら白兵戦でカタをつければいいと思うかい? ダークエンジェル固有の上級リアクションがあれば、後悔とともに片付けられるのは他の兵団のほうとなるだろう。このリアクションは脅威に晒されている味方ユニットの決意を固めるだけでなく、愚かな攻撃者に皇帝陛下の恐ろしさを味あわせることができるのだ。

ダークエンジェル上級リアクション
死の天使

この上級リアクションはバトル中1回のみ、リアクション側プレイヤーのユニットのうち1個に対して敵ユニットが突撃を宣言したタイミングで発動できる。発動した場合、その突撃が解決される前のタイミングで、リアクション側プレイヤーは、このリアクションを発動するユニット内で最も低い【指揮統制値】を使用して、【指揮統制値】テストを行なわなければならない。その【指揮統制値】テストに成功した場合、リアクション側ユニット内のあらゆる兵は、そのユニット側プレイヤーの次のターンの終了時まで『恐れるものなし』と『恐怖』のスペシャルルールを持つ。その【指揮統制値】テストに失敗した場合、代わりにリアクション側ユニット内のあらゆる兵は、そのユニット側プレイヤーの次のターンの終了時まで『鋼鉄の意志』と『恐怖』のスペシャルルールを持つ。

総主長

名前:ライオン・エル=ジョンソン
本拠惑星:キャリバン

事故により幼き総主長が銀河じゅうへと散らばったとき、ライオン・エル=ジョンソンは死地惑星キャリバンへと不時着した。他の兄弟たちとは異なり、彼は他の人間に見つけられるまで十年近くも一人で過ごし、言葉も話せぬままに怪物殺しの伝説として成長した。

単に“獅子“(ライオン)として知られるエル=ジョンソンは、銀河で最も偉大な軍事指導者の一人であり、皇帝の戦略的才能を余さず受け継いでいる。戦闘においてもライオンに匹敵する者は数少なく**、彼を模範にして第一兵団の戦士たちはさらなる偉業へと駆り立てられていく。ライオンはさらに数え切れぬほど多くの騎士団と秘密組織の長でもあり、おまけにかなりの美丈夫だ。

戦争術への精通と揺らぐことなき忠誠ゆえ、皇帝陛下が大征戦を離れることになったとき、ホルスではなく彼こそが大元帥に最もふさわしい総主長であったとささやく者も多かったという。しかしライオン・エル=ジョンソンはあくまで栄光よりも責務に重きを置き、兄弟への任命を受け入れた。

大逆

〈降下地点の虐殺〉によってホルスの裏切りのおびただしさが明らかとなったとき、ダークエンジェルはこれを断固として拒絶した。不運にも当時の彼らはテラから遠く離れて銀河東方の征戦に赴いており、大元帥は彼らの帰還を遅らせるためにナイトロード兵団を派遣した。

戦いのさなか、ナイトロード兵団総主長コンラッド・カーズはダークエンジェルの旗艦“揺るぎなき理性”に取り残され、ここに銀河史上に残る大かくれんぼが展開された。二人はこの広大な艦内で何週間にもわたって互いを追跡したが、残念ながらライオンはカーズを打ち倒すことなく狩りを諦め、より大局的な任務へと戻らねばならなかった。

その後、ダークエンジェルは玉座惑星へ向けて全速力で進んだが、悪魔的な〈禍嵐〉(ルインストーム)に行く手を阻まれ、ウルトラマール***へと迂回することを余儀なくされた。再び旅立ったとき、ライオン・エル=ジョンソンは〈地球攻囲戦〉の栄光ある戦いに加わることを諦め、代わりに大逆軍の増援を阻み、補給線を荒らし、ときには惑星の破壊さえ行なった。これにはデスガード兵団の本拠惑星バルバルスも含まれる。「忠実で無慈悲、そして持つべきでない武器さえも持っている」というこの兵団の性質を表すのに、惑星そのものを吹き飛ばすことほどふさわしいことはないね。

彼らの活躍により、〈地球攻囲戦〉においてブラッドエンジェルはインペリアルフィストの救援に駆けつけることができ、、サングィニウスが〈帝殿〉の壁の上で格好良く戦っていたとき、ライオン・エル=ジョンソンは淡々と汚れ仕事をこなしたのである。もう一度繰り返すが、ダークエンジェルは過酷ではあるが戦略的に最適な選択をし、前線で華々しく歴史に名を残す機会を諦めてでも、他の場所でのぞっとするような戦いを通じて全体的な戦いの趨勢を勝利に傾けたのだ。

兵団の物語

この兵団が有する戦闘教条の多くは総主長の合流前に確立したものであるが、キャリバンの騎士団文化もまたそれ以降の兵団の発展を形作った。他の諸兵団がウラノールで勝利の栄光に良くしていた間、ダークエンジェルが何を行なっていたかを題材にした小説『Lion El’Jonson: Lord of the First』から、彼らの文化や英雄主義、そして秘密を学ぶとよいだろう。

そして君が新しいアーミーをキックオフできるよう、我々はダークエンジェルのペイント法を伝授するペイントガイド動画を用意した。黒のカラーを沢山用意しておくことだ……。

How to Paint: Horus Heresy Dark Angels

君は果たして第一兵団の列に加わるにふさわしい候補者だろうか? ホルス・ヘレシーのwebサイトに掲載されている『Discover Your Legion』クイズに参加して、君が人生を武勇の研鑽に捧げる人物であるかを判定しよう。HorusHeresyのWebサイトには現在、『ウォーハンマー:ホルス・ヘレシー』の素晴らしき新版の最新情報が続々と掲載されているぞ。


*皇帝陛下はこれら〈技術の暗黒時代〉の兵器群を、あまりにも恐ろしいものであるとして禁じたのでは? いいや、皇帝は真の緊急事態に備えてそれらをすべてダークエンジェルに与えたのだ。

** 彼はかつてズボン一丁の状態で、滅殺装甲服を着込んだ中隊長を打ち倒したこともある。

*** ウルトラマールに到着してから再び出発するまでの間には、何も起こらなかったとも。なぜそんなことを訊くのかね?

スポンサーリンク
広告1
広告1

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 匿名 より:

    更新マジで嬉しいです
    これからもよろしくお願いします

  2. 名無しの戦闘者 より:

    おお!ひさびさの記事翻訳と更新お疲れ様です!
    精度の高い翻訳記事が見られるのはありがたいことです。