[Regimental-Standard] No.156 “強奪者”の大失態

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〈帝国〉視点で40k世界を解説しているRegimental-Standardから、今回は新規ミニチュアが発表されたヤツのパッとしない戦歴をご紹介。


Great Failures of the Despoiler

“強奪者”の大失態

兵士諸君、傾注せよ!

我々が事前に行った勝利宣言は、我々の予想を遥かに超える成果をもたらした! 諸君の栄光ある努力により、“強奪者”アバドンを惑星ヴィジルスに誘引することに成功したのだ。そもそもこの惑星は彼奴めに大打撃を与えるための捨て駒に過ぎぬというのに!

実際、エゼカイル(「イージーキル」にも聞こえるだろう)・アバドンの経歴はまさしく失敗の連続であった……。

「ドラクニィエン」の窃盗

アバドンが〈帝国〉を荒廃させるため最初に姿を表した時、初手から彼奴は大きな過ちを犯した! 彼奴は〈帝国〉に何ら実質的な損害を与えること無く、代わりに「ドラクニィエン」として知られる古臭い剣を盗み出したのだ。この剣はおそらく廃棄物収集艦のゴミ捨て場から今にも捨てられそうになっていたものに違いあるまい。

〈黒曜の城塞〉の強奪

ゴシック戦役のさなか、当初我々はアバドンが〈帝国〉に長期的な損害をもたらすのではないかと警戒していた。しかし彼奴は付近に浮かぶ〈黒曜の城塞〉に気を取られ、この構造物の奪取を試みたのだ。恐らくはこうした骨董品の宇宙艦艇の収集欲を満たそうとしたのか、あるいは他の収集家に売りつけようとでも考えたのであろう。

エンペラーズ・チルドレンとの衝突

あらゆる渾沌の従僕の例に漏れず、アバドンもまたほかの大逆者どもと終わり無き小競り合いを続けてきた。〈恐怖の眼〉内部に関する古い断片的な記録によると、彼奴の「ブラックレギオン」は当初泡沫勢力にすぎず、「エンペラーズ・チルドレン」とやらとの現在まで続く紛争によってのみ知られていた。そしてこれらの紛争ゆえに両勢力は現在の惨めで劣化した状況に置かれているのだ。

諸君の奮闘をもってすれば、“強奪者”のヴィジルス強襲もまたこれまでと同じく失敗に終わることとなるだろう! 幸運を祈る!

++ 本日の思索:「我らの主が怯えているならば、我らはすでに敗北したも同然である」++

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