GW公式ブログを翻訳。 今回の内容は新年に登場する『コデックス：ケイオスディーモン』のデタッチメント能力紹介です。
陣営考察：ケイオスディーモン
渾沌の悪魔たちがやってくる。
これまで〈戦闘者〉（忠誠派と大逆派の両方）や異種族についてコデックスを見てきたけど、来年は41千年紀世界で最も恐るべきものたちがこの戦いに加わる。
ディーモンの軍勢は無尽蔵の兵力を有するが、しかし決して無個性ということはない。各渾沌神の軍勢には様々な特質と、組織構成に関する不可思議な法則性、そして戦場における独自の戦法が存在するのだ。新たな『コデックス：ケイオスディーモン』は、現実宇宙に侵攻するこの多種多様で恐るべき軍勢を、各渾沌神の個性や彼らの戦法を反映した形でバランスよく再現するようデザインされている。
これを実現するため、ケイオスディーモンの軍勢には新しいデタッチメント規模のスペシャルルールが追加された。これにより、ケイオスディーモンは単独の派閥で構成されたコデックス（デスガードなど）のようにも、あるいは複数の派閥で構成されたコデックス（スペースマリーンなど）のようにも振る舞うことが可能である。ケイオスディーモンだけでデタッチメントを組めば、固有のウォーロード能力、策略、サイキックパワー、トループの優先確保といったボーナスが与えられる。しかしさらにデタッチメントを特定の暗黒神へ特化させることで、彼らは特別なスペシャルルール「悪魔の力場」を手に入れるのだ。悪魔の力場は、自軍のキャラクターに与えられ得る強力なオーラアビリティである。前版からの嬉しい変更点として、この力場はデタッチメント内のあらゆるディーモンユニットに影響する。グレーターディーモンにもだ！ 今日のプレビューでは、それぞれの渾沌神がどのようなボーナスを与えてくれるかを見ていこう。
激情の力場はこのディーモンコデックスの中でも最もシンプルなアビリティの1つであるが、しかし疑いようもなく強力だ。君だってコーンの軍勢が肝心なところで突撃に失敗する姿なんてみたくないだろう？
コーン：激情の力場
コーン神に仕えしこのディーモンは混じりけなき激情の赤みがかったもやを通じて物事を知覚している。彼らは流血への渇望を押さえられず、一刻も早く敵へとなだれ込み、殺戮を始めるべく戦場を駆けるのだ。
突撃フェイズ時、『激情の力場』を有する味方兵の6mv以内にいるコーン・ディーモンユニットは、突撃ロール結果をリロールできる。
ブラッドレターの大群で敵を蹂躙したい場合も、あるいは限りなく迅速にスカルブランドを白兵戦へ突っ込ませたい場合も、この力場はあらゆる白兵戦アーミーにとって有益なものとなるだろう。
『欺瞞の力場』はその名の通りの邪悪な能力であり、ダイス運によっては自軍のユニットがヒットを受ける確率は大きく減ることだろう。
ティーンチ：欺瞞の力場
ティーンチ神に仕えしこのディーモンは、奸計や幻影の層でその身を幾重にも包んでおり、それらの幻影は次々とその姿を変える。それゆえこれらのディーモンを傷つけんとする敵は大いに混乱し、その攻撃はしばしば空を切るだろう。
各白兵戦フェイズ開始時にダイスを2個ロールし、最も高い出目を取り除くこと。このフェイズの終了時まで、『欺瞞の力場』を有する味方兵の6mv以内にいるティーンチ・ディーモンユニットに対して行われた攻撃のヒットロールについて、リロール後かつ修正を適用する前の出目をチェックせよ。出目が上記のロール出目と一致した場合、そのヒットロールは失敗となる。
最初のダイスロールで1さえ出さなければ、君は敵のヒットロールのかなりの部分を無効化することができ、ブリムストーンホラーからロード・オヴ・チェンジに至るまで、敵の猛攻を耐えしのぐ助けとなることだろう。
『病毒の力場』は君のナーグルアーミーに強力な攻撃ボーナスをもたらす。
ナーグル：病毒の力場
ナーグル神に仕えしこのディーモンは悪疫と死病のオーラにその身を包まれており、その病毒は周囲のあらゆる物を蝕む。これによって彼らの爪や刃は三重に熟せし疫病に浸されており、わずかに触れただけでも定命の者ならば瞬く間にその命を奪われるだろう。
『病毒の力場』を有する味方兵の6mv以内にいるナーグル・ディーモンユニットがダメージロール結果で6+を出した場合、そのヒットの【ダメージ値】は+1の修正を受ける。
これまで伝統的に、ナーグルのディーモンは途方もない耐久力を有している一方で、プレーグベアラーのようなユニットには攻撃的なもうひと押しが欠けていた。しかしこの力場があれば、君のアーミーは白兵戦においてさらに強力な存在となり、特に相手が大型モンスターやビークル、あるいはプライマリス・スペースマリーンやターミネイターのようなエリート歩兵であればその効果はさらに増すはずだ。
ナーグルアーミーは新コデックスの中でも特に高待遇を受けているといえる。なにしろ新しいヘラルドから、ついに41千年紀へと襲来するホーティキュラス・スライマクスに至るまで、様々な新ユニットが登場するからね。詳しくは「ナーグル神の7日間」プレビューを見てくれ。
『迅速の力場』はコーンの力場と対を成す能力で、全力移動後の突撃を可能とする。これによりスラーネッシュのディーモンは恐るべき速度で彼我の距離を詰めていくんだ。
スラーネッシュ：迅速の力場
スラーネッシュに仕えしこのディーモンは、信じがたいほどの優雅さと迅速さで戦場を舞い進む。彼女らは一瞬のうちに狩り場へと近づくと、驚きと混乱に包まれた敵へと襲いかかり、病的な悦びを存分に味わう。
自軍側突撃フェイズ時、『迅速の力場』を有する味方兵の6mv以内にいるあらゆるスラーネッシュ・ディーモンユニットは、たとえ自軍側移動フェイズに全力移動をしていたとしても突撃を宣言することが可能である。
この能力はとりわけシーカー・ユニットに効果的であるが（全力移動と突撃ロールにボーナスを持っているため）、あるいはただのデモネットでも、射撃アーミーに対して速やかに白兵戦を行うことが可能となるだろう。
これらはあくまで『コデックス：ケイオスディーモン』のほんの氷山の一角にすぎない。新年にはそれぞれの渾沌神のアーミーについてさらに細かく掘り下げていくよ。それまではナーグルの新情報をチェックし、何が一番エキサイティングだったかをウォーハンマー40,000のフェイスブックページで教えてくれ！
