[Lexicanumの伝承者]ブラッドエンジェルの聖遺物

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GW公式ブログを翻訳。 今回の内容はLexicanumより、ブラッドエンジェルに伝わるアーティファクトの紹介です。


Posted 08/12/2017

ブラッドエンジェルの聖遺物

『コデックス:ブラッドエンジェル』の発売を記念し、今回はLexicanumに棲まう40kの伝承者たちにブラッドエンジェル戦団の背景設定を探索してもらうことで、ブラッドエンジェルに伝わる聖遺物にまつわる知見を紹介しようと思う……。


今回、我々はかの総主長サングィニウスが残せし強力な聖遺物の数々を調査する。これらのアーティファクトには、サングィニウスの死後一万年を経た今もなお大いなる力が込められているのだ。

サングィニウスは恐らく最も高貴にして無私なる総主長であった。このブラッドエンジェルの長は、予見の力によってその行く末を知りつつも、兄弟たるホルスが待つ死地へと自ら赴いたのである。41千年紀の現在においてサングィニウスは聖人へと列せられ、聖教会からは他の総主長よりたちもひときわ高い崇敬を集めている。今回は、バールの子らへと残されし中でもひときわ強力な聖遺物の数々についてその来歴を紐解いていこう。


紅き聖杯はサングィニウスの血を保存した器であると言い伝えられており、ブラッドエンジェルの儀式において、同胞はこの聖なる盃から血を飲み干すことで、死せる総主長へと近づくことができるのだと信じられている。この儀式によって聖杯を飲み干すことは、鮮血の司祭(サングィナリー・プリースト)になるための条件ともなっている。最高位のサングィナリー・プリーストである同胞コルブロは、ブラッドエンジェルの熱望者たちが完全なるスペースマリーンとなるためのこの儀式に用いる血液を提供する役目を担ってもいる。紅き聖杯はしばしば戦場へと運ばれ、周囲のブラッドエンジェルたちの戦意を大いに掻き立てるという。


〈深紅もたらす刃〉たるブレイド・エンカーマインは、ブラッドエンジェル戦団草創期の戦団長ベラリウスが帯びていたことで知られる。言い伝えによれば、この剣はサングィニウスの遺伝種子を有する者の呼びかけにのみ応え、その力を発揮するという。

しかしこの聖遺物は、オルク大族長“壊し屋”ガーシャルとの戦いの最中、中隊長レオナトス率いるブラッドエンジェル部隊から奪われてしまう。司令官ダンテは中隊長レオナトスに対して追放処分を下し、失われた剣を取り戻すよう命じた。

ブレイド・エンカーマインを奪還する旅路の中で、レオナトスと彼に付き従う追放者の一団は、かのオルク大族長の艦隊を追跡したが、結果としてかの大族長自身がティーンチ神のディーモンによって憑依されていたことが明らかとなる。ティーンチを奉ずる大逆者たちを追って〈恐怖の眼〉へと突入したレオナトスは、剣を求めて悪魔惑星を捜索する。最終的に剣は取り戻されたものの、レオナトスの魂はそのための犠牲となってしまった。2人の生き残りによってブレイド・エンカーマインはバールへと持ち帰られたが、彼らは戦団へと戻ることを拒否し、その代わりにレオナトスをティーンチへの隷属から解放するための旅へと赴いた。

別の伝説によれば、ブレイド・エンカーマインは、旗艦ヴェンジフル・スピリットにおけるサングィニウスと大元帥ホルスの決闘の際に打ち砕かれ、その破片が今なお渾沌の手の者に伝わっているという。


〈サングィニウスの死面〉は、まるで生きているかのように精巧な黄金の面であり、ブラッドエンジェル兵団総主長サングィニウスの死後、その顔を写し取ったものだとされている。この死面はブラッドエンジェルの当代戦団長ダンテの装甲服に組み込まれている。ダンテが戦いに赴く時、この死面には生命が宿り、黄金のエネルギーを放射することによって戦団の敵を恐慌状態へと陥れるという。


〈テレストの槍〉は大征戦期にサングィニウスが帯びていた武器である。バールの要塞院に掛けられている〈リガのタペストリー〉には、“殺戮卿”モーロガに対してサングィニウスがこの槍を振るう様子が描かれている。

その刃は涙の水滴のごとき形をしており、中央の空洞はサングィニウスが皇帝に忠誠を誓った際に流した血の一滴を表しているという。その柄にはサングィニウスが頭巾纏いし流血の天使として描かれており、その下に押された〈純潔の印章〉には、皇帝自らの手によるものとされる忠誠の文言が記されている。

この槍はエネルギーの猛爆発を放つことで、その体内にサングィニウスの血を宿さぬあらゆる者を蒸発させるという。

この槍は〈ホルスの大逆〉のさなかに失われたものと長らく考えられていたが、福音書のなかにこの聖遺物の所在に関する文書が見出されたことで、ブラッドエンジェルの強襲戦艦ベルスがその回収へと遣わされた。この聖務は戦団全体の未来を左右するほどの大きな影響をもたらすこととなった。この武器は〈薄明の宙域〉辺境部のオルク支配星系において、異端審問官ラミウス・スティールによって発見された。


今回は、ブラッドエンジェルに数多く使わる素晴らしき聖遺物のいくつかについて紹介した。『レキシカヌムの伝承者』では来週も、ダークエンジェルの秘密組織について紹介していくよ。新コデックスのブラッドエンジェルについてのプレビュー記事もぜひ読んで欲しい。『コデックス:ブラッドエンジェル』は現在予約受付中だ、


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